環境
森林の重要性
森林には地球温暖化対策以外にも様々な役割があります。
水源かん養機能
森林に降った雨や雪の多くは、森林から流れ出ることなく土壌に浸透しゆっくりと流れ出ます。
このため洪水や渇水が緩和されたり、おいしい水を供給してくれます。
このことを「水源かん養機能」または「緑のダム機能」と呼びます。
土砂災害防止機能
森林は、表面を落ち葉や落ちた枝などの多くの堆積物で覆われており、草や低木などが生えているため雨などによる土壌の浸食や流出が抑えられています。
このような機能を「土砂災害防止機能」と呼びます。
生物多様性保全機能
森林には、陸上の動植物の8割が生息しています。
森林は、天敵から身を守るための隠れ家なり木々により日陰ができるなど生きやすい環境となっています。
森林は生態系を守る機能を持っておりこれを「生物多様性の保全機能」と呼びます。
地球温暖化とは
なぜ地球温暖化になったの?
二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスが増えて、地球上の熱が宇宙に吐き出されにくくなり地球の気温が上がったことが原因です。
温室効果ガスとは?
地球の周りにある大気の層のことで動植物が生きるための最適な温度を保つ役割がある。
温室効果ガスが増えた理由
温室効果ガスの中でも最も多い二酸化炭素(CO2)は、化石燃料(石油・石炭)などを燃やしたときに発生します。
この化石燃料は人間の社会が豊かになるにつれ増え続けてきました。
自動車や電化製品など生活に欠かせないものが温室効果ガスを増やす原因となっています。
また世界的な無計画な森林の伐採による環境破壊もこれを後押ししてしまいました。
温室効果ガスが適量で気温が保たれている
温室効果ガスが多く気温が上昇している
地球温暖化が進むとどうなるの?
地球温暖化がもたらす影響
地球温暖化を止めるためには
排出される二酸化炭素(CO2)を減らす
電気自動車、ハイブリッドカーを使う。
ソーラー発電や風力発電などの再生可能エネルギーを利用する
二酸化炭素(CO2)を吸収する森林を育てる
計画的な森林の管理を行い、間伐することで二酸化炭素(CO2)を吸収する
ムダ使いをやめる
電気の節電、車の利用を控える、ものを大事に使うなど
木を切って温暖化対策?
森林と二酸化炭素の関係
地球温暖化の原因は、二酸化炭素の増加によって引き起こされると言われておりその二酸化炭素を吸収してくれるのが森林です。 森林は、光合成することで二酸化炭素を吸収・分解し、酸素と炭素に分けてくれます。
左図のように、木々は二酸化炭素を吸って酸素を空気中に放出、炭素は養分として樹幹に固定して成長します。
つまり二酸化炭素を減らすのに最適なのです!!
森林に二酸化炭素をより多く吸収させる
間伐を行い森林にある程度の空間を開けることでその森林は成長して炭素を固定することができる。
間伐によって伐採された木は木造住宅などとして炭素を固定し続ける。
つまり炭素を固定していくので二酸化炭素を減らすことができるのです。
二酸化炭素を一定に保つカーボンニュートラル
化石燃料は、はるか大昔の生物から出来たものです。それを今の時代に掘り起こし利用しているのですから二酸化炭素は増え続ける一方です。
化石燃料の代わりに木材を使えば二酸化炭素の量を一定に保つことができます。
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